南アジアの発展途上国スリランカ・コロンボは珍しい体験を連発!
スリランカとは
私はこれまで数多くの海外旅行を経験し、たくさんの国へ行ってきましたが、そのほとんどが先進国でした。そんな私が今回、インド洋にある発展途上国スリランカのコロンボに行ってきました。
国の経済力を表すGDP(国内総生産)ではスリランカは日本の約1%(2017年度)ほど。
日本からは直行便で約9時間半で行くことができます。
(今回は日本から直接ではなく、船旅の一部として立ち寄りました)
―歩き疲れて「トゥクトゥク」に挑戦―
港は市内中心部にほど近く、まずは歩いて約15分のところにある赤と白のストライプが特徴的な建物の「ジャミ・ウル・アルファー・モスク」。
スリランカ国民の約1割がイスラム教でこのモスクはコロンボで最古のモスクです。
中ではお祈りをしている方も多くいて荘厳な雰囲気が漂っていました。
さらに歩き続けると、遠くに何やらタワーらしい物が見えたのでそこまで歩くことにしました。
ただ、それが一体何の建物なのか、どの道をどのくらい歩いて行くのか全く分からない状態で進んだので、歩けど歩けど全然近づきません。
さすがに歩くのにも疲れてきたので謎のタワーは諦め、元々行くつもりだった「ガンガラーマ寺院」へ行先を変更します。地元の人が頻繁に使う3輪タクシー「トゥクトゥク」を捕まえて料金交渉をして向かうことに。
ちなみに、謎のタワーの正体を後日調べてみたら「Lotus Tower(ロータス・タワー)」という高さ350mにもなる南アジアで最も高いテレビ塔らしいです。
トゥクトゥクを捕まえた場所からさらに45分は歩かなければならなかったようです。
諦めてよかった(笑)
そして、このトゥクトゥクがすごかった!
私たちは4人グループだったので定員3名のトゥクトゥクには2名ずつ2台に分乗して向かうところですがドライバーが「全員乗れ!」って感じで4人を無理矢理乗せてくれました。
そして、狭い道をすごいスピードで走るわ。渋滞する車の間を縫うように走るわでこの国に「道路交通法」ある?と思うくらい自由な運転でした(笑)。
まるで遊園地のアトラクションかと思うくらいスリルある乗り物に揺られること約30分。
無事に「ガンガラーマ寺院」に到着しました。料金は4人で800ルピー(約500円)でした。
―コロンボ市内で最大の「ガンガラーマ寺院」―
受付で拝観料として1人300ルピーを支払い靴を脱いで早速中に入ります。
小さな仏像がたくさん置かれている部屋、巨大な仏像が鎮座する部屋、歴史的に貴重なものを展示する部屋など比較的広い敷地内に様々な部屋があります。
その中でも最も目立っていたのは四方をガラスに囲まれ、その中に金ピカの仏像(おそらく仏陀)が飾られて(祀られて?)いる小部屋です。
小部屋のそばにお坊さんが立っていて「どうぞお入りください」という顔で迎えてくれたので入ろうとするとそのお坊さんに右手を差し出すよう言われ何かと思ったら手首に何周かタコ糸を巻きつけて結んでくれました。
帰国後もご利益がありそうでしばらく付けていましたが結局何のためなのかは不明です。
―再びのトゥクトゥク!しかし……―
その後、近くにある「シーママラカマ寺院」にちょっとだけ立ち寄り、再び歩きます。
目指す先は「食事処」だったんですが、進んだ先をとことん間違えたのか歩けど歩けどお店は何もない。
かれこれ1時間ほど歩き続けて疲れて果てていたので、再びトゥクトゥクを使って中心部に戻ることに。
そこへちょうどドライバーが声を掛けてきたので街の中心部まで向かいたい旨を伝えると
「君たち、お土産はもう買った?」と言うので「まだだよ」と伝えると「ちょうどよかった!じゃあ街に戻るついでにオススメのお土産屋さんも紹介してあげるよ!何でも揃ってるんだ!」と言ってきました。
正直こっちはお腹がペコペコでそれどころじゃないと言いたいところでしたが、行かないと乗せないという勢いだったので料金交渉をして乗せてもらうことに。
海外旅行に慣れている方はお察しかと思いますがこの手のドライバーはお土産屋さんと提携していて客をお店に案内したら手数料をもらっているんですよね。
そうして連れて行ってもらったお土産屋さんは品揃えは確かによかったですが、料金が高めで結局何も購入しませんでした。
お土産屋さんでの滞在もそこそこに再びトゥクトゥクに乗って街の中心部まで戻ってきたので、料金を支払ってお別れしようと乗車前の料金交渉で伝えた1000ルピーを手渡すと、ドライバーは不満そうに「1人1000ルピーだ」と言って残りの3人からもお金を取ろうとします。
慌てて「いやいや、1台で1000ルピーって言ったでしょ」と伝えても「1人1000ルピーだ」と言って譲りません。こちらも相手も片言の英語で会話をするのでこのままでは埒が明かないと思い、仕方なく残りのお金も支払い、後味が悪い別れとなりました。
これが俗に言う「ぼったくられた」というものでしょう。
―珍事件も含めていい思い出♪―
ちょっとしたハプニングはありましたが、やっとの思いでショッピングセンターの中にある飲食店で本場のスリランカカレーも食べられたし旅のいい土産話になったのでよしとしましょう!
旅先での料金交渉の際はご注意ください!