目次
保険用語を理解すること=トラブル回避
海外では、日本と補償の考え方・責任範囲・請求方法が大きく異なります。
保険用語を正しく理解していないと、
-
事故後に高額請求
-
補償されると思っていたのに対象外
-
免責の意味を誤解して自己負担
といった事態が起こりがちです。
用語理解=安全装置と考えてください。

まず押さえる5大キーワード
-
補償(Coverage)
-
免責(Deductible / Excess)
-
対人・対物(Liability)
-
車両損害(Damage)
-
盗難(Theft)
用語解説(海外レンタカー編)
■ CDW(Collision Damage Waiver)
定義:車両の衝突・損傷に対する補償
要点:加入しても免責が残ることが多い
注意:フロントガラス・タイヤは対象外の場合あり
例
-
修理費10万円
-
免責5万円 → 自己負担5万円
■ LDW(Loss Damage Waiver)
定義:CDW+盗難(TP)をまとめた補償
要点:名称は会社により異なる
結論:CDWより広い
■ TP(Theft Protection)
定義:車両盗難時の補償
要点:鍵の管理不備は対象外になることあり
注意:免責が設定されるのが一般的
■ 免責(Deductible / Excess)
定義:事故時に自己負担する金額
要点:「免責0(ゼロ)」=自己負担なし
落とし穴:免責0でも対象外項目は別請求あり
■ SLI / LIS(Supplemental Liability Insurance)
定義:対人・対物の賠償責任補償
要点:最重要(海外では賠償額が高額)
結論:必ず無制限 or 高額上限
用語解説(海外旅行保険編)
■ 傷害治療費用
定義:ケガ・病気の治療費
目安:最低300万円以上、理想は無制限
■ 疾病治療費用
定義:病気での通院・入院費
注意:持病悪化は対象外のケースあり
■ 賠償責任
定義:第三者に損害を与えた場合
例:他人の物を壊した/ケガをさせた
推奨:1億円以上
■ 携行品損害
定義:盗難・破損の補償
注意:
-
免責あり
-
1品あたり上限あり
■ 救援者費用
定義:家族の渡航費・捜索費
見落としがちだが重要
レンタカー保険 vs 旅行保険
| 項目 | レンタカー保険 | 旅行保険 |
|---|---|---|
| 車両損害 | ◎ | △ |
| 対人・対物 | ◎ | ◎ |
| 医療費 | × | ◎ |
| 携行品 | × | ◎ |
結論:両方必要(役割が違う)
上級者向け用語・注意点
■ 対象外(Exclusion)
-
飲酒運転
-
未舗装路
-
契約違反(運転者未登録)
→ 保険が一切使えない
■ セルフリスク軽減保険(第三者補償)
クレジットカード付帯保険で免責を後から補填する仕組み。
※ 現地請求→帰国後申請が基本。
■ クレカ付帯保険の落とし穴
-
自動付帯/利用付帯の違い
-
車両そのものは対象外が多い
-
書類不備で不支給
よくあるトラブルと正解
ケース1:小さな擦り傷
-
CDWあり・免責5万円 → 請求5万円
ケース2:対人事故
-
SLI未加入 → 数百万円請求
ケース3:盗難
-
TPあり・鍵管理OK → 免責のみ
チェックリスト(予約時)
-
□ CDW / LDW
-
□ TP
-
□ SLI(無制限)
-
□ 免責0プラン
-
□ 対象外条件の確認
まとめ|保険用語を知る人だけが安心して旅できる
保険は「入っている」だけでは不十分。
用語を理解し、範囲と限界を知ることで、初めて意味を持ちます。
海外では
知らなかった=通用しない
この記事を出発前の最終チェックとして活用してください。