韓国旅行をするのであれば、やはりキムチを食べておきたいところです。現地でいただくもの良いですし、お土産としても購入したいですよね。「キムチなら日本でも買えるしなあ……」と感じるかもしれませんが、ほとんどは日本人が好む味に仕上げられています。ですから、韓国でキムチを食べると「こんなに違うのか!」と驚くはずですよ。
白菜に香辛料などをまぶして、ニラ、にんにく、トウガラシなどと共に45日くらい漬けるとキムチが完成します。実はこの際、イワシ、イカ、エビの塩辛なども同じ場所で漬けます。すると、乳酸発酵が全域で発生して、キムチならではの旨味と酸味が宿ることになります。昆布だし、煮干し、牛肉などを混ぜることもあるそうですよ。
このように白菜のキムチの種類は色々あるそうですが、ここで紹介したものは「ペジュキムチ」と呼ばれています。また、カクテキ(大根のキムチ)、オイキムチ(胡瓜のキムチ)などもぜひ味わってみてくださいね。そして、韓国グルメで絶対に外したくないのが「ポサムキムチ」です。白菜の葉っぱで生の牡蠣やイカをくるんで漬けて作るキムチです。鮮度が落ちると途端に味も落ちるので、韓国以外で食べるのは難しいんですよね。
それから、ニンニク・トウガラシ不使用の汁気が強い「ムルギムチ(水キムチ)」というキムチもあります。辛味が嫌いな方でも無理なく食べられますよ。ちなみに、このムルギムチが冷麺の汁として用いられることが多いです。日本のキムチが好きな方も、ぜひ一度韓国の色々なキムチを味わってみてくださいね。