台湾

「台湾・九份観光完全ガイド|人気の茶館・夜景・グルメ&モデルルート」

2025年9月13日

1.台湾・九份観光完全ガイド

 

台湾・九份は、山あいに赤い提灯が揺れる情緒豊かな観光地として、年々人気が高まっています。かつては金鉱の町として栄え、その後は映画やアニメ作品にも登場し一躍有名に。今回は、台湾茶文化が楽しめる美しい茶館、幻想的な夜景、グルメスポットをまとめてご紹介。歴史、アクセス、食べ歩きスポット、絶景ポイントなど、初めてでも満喫できる“九份モデルルート”を丁寧に解説します。

 

2.九份とは?歴史と魅力の背景

2-1. ノスタルジックな街並みの由来と黄金時代

九份(ジウフェン)は、台北から電車とバスで約1時間半ほどでアクセスできる山間の町。かつては金鉱の町として栄え、特に日本統治時代(1895~1945年)に最盛期を迎えました。当時の面影を残す石畳や木造家屋が今も多く残っており、どこか懐かしさを感じさせてくれます。鉱山の閉山後、静かな町になったものの、その独特の景観が映画やドラマに取り上げられたことで観光地として再び注目を集めるようになりました。

2-2. 「九份」の名称と由来

「九份」という地名の由来は、昔この地に9つの家しかなかったことに由来します。物資を調達する際、「九份(9人分)」と注文していたことからこの地名がついたとされています。このエピソードからも、九份がかつて非常に小さな山間の集落であったことがうかがえます。

2-3. 映画・アニメとの関係性(千と千尋など)

九份が広く知られるようになったきっかけのひとつが、ジブリ映画『千と千尋の神隠し』との関連性です。公式には舞台のモデルと明言されていませんが、赤い提灯が灯る幻想的な街並みや、石段の多い細道、湯屋を彷彿とさせる茶館など、まさに“あの世界”を想起させる風景が多く、ファンの間では“聖地”とされています。

3.おすすめ観光スポット|九份で絶対に訪れたい名所

3-1. 阿妹茶樓(あめちゃろう)|九份の象徴的茶館

九份観光のハイライトといえば、赤い提灯が灯る「阿妹茶樓(アーメイチャーロウ)」。夕暮れから夜にかけて灯る提灯と、山の斜面に立つ建物の雰囲気がまさに映画の世界。観光客は外観を写真に収めるだけでなく、店内でお茶を楽しみながらゆったりと過ごすのもおすすめ。伝統的なお茶の入れ方を体験できるセットもあり、台湾文化に触れるひとときを味わえます。

3-2. 九份老街|食べ歩きとお土産探しの宝庫

九份観光の中心である「九份老街(ラオジエ)」は、細く入り組んだ坂道に沿って、食べ物屋・土産屋・茶館がぎっしり並ぶエリアです。地元名物の「芋圓(タロイモ団子)」や「魚丸湯(魚団子スープ)」など、台湾の屋台グルメが豊富に楽しめます。昼間は活気あふれる観光客で賑わい、夜になるとライトアップされ、ロマンチックな雰囲気に包まれます。

3-3. 映えスポット|写真好きに人気の撮影スポット

九份にはフォトジェニックなスポットが点在しており、特に石段に沿って並ぶ赤い提灯、山の斜面から見下ろす街並みと海の景色、夕暮れに染まる茶館のシルエットなどは、SNS映え間違いなし。観光客の間で人気の撮影ポイントは、「阿妹茶樓」の向かい側から見た全景や、基山街(ジーシャンジエ)の高台からの眺めです。

4.私の体験談|夕暮れの九份で見た“もう一つの世界”

初めて九份を訪れたのは台北からの日帰り旅でした。瑞芳駅からバスで山を登ると、突然現れる赤い提灯と石畳の街並みに心を奪われたのを今でも覚えています。

夕暮れが近づくと、街に灯がともり始め、阿妹茶樓の赤い提灯が揺れ始めます。その光景は、まるで現実世界から一歩抜け出して、異世界に迷い込んだかのような感覚。観光客で賑わう中でも、どこか静謐な空気が漂っていて、時間の流れがゆっくりに感じられました。

茶館では台湾茶を楽しみながら、遠くに沈む夕日と海を眺める贅沢なひととき。言葉が通じなくても、店員さんの笑顔と所作から伝わるおもてなしの心がとても温かく、忘れられない旅の思い出になりました。

5.Q&A|九份旅行でよくある質問

Q1. 九份はどの時間帯に行くのがベストですか?
A. 夕方〜夜がおすすめです。昼間は景色がよく見え、夜は提灯のライトアップが幻想的です。16時〜19時が特に人気の時間帯で、写真映えも抜群です。

Q2. 九份へのアクセス方法は?
A. 台北駅から「瑞芳駅」まで電車で約40分、そこからバスやタクシーで20〜30分ほど。ツアーを利用すれば、移動もスムーズで安心です。

Q3. 英語や日本語は通じますか?
A. 基本的に中国語が中心ですが、観光地では簡単な英語や日本語が通じる場合もあります。指差しや翻訳アプリを活用すると便利です。

Q4. 食べ歩きにおすすめの名物は?
A. 「芋圓(タロイモ団子)」「草仔粿(よもぎ餅)」「魚丸湯(魚団子スープ)」などが人気。老街では様々な地元グルメが楽しめます。

Q5. 雨の日でも楽しめますか?
A. 雨が多いエリアですが、風情ある石畳や提灯の灯りが濡れた路地に映えて美しい景色に。雨具と滑りにくい靴があれば問題ありません。

6.まとめ|九份観光で台湾のレトロな魅力を満喫しよう

九份は、台湾の歴史とノスタルジーを感じられる魅力あふれる観光地です。迷路のような石畳の路地、幻想的な提灯の灯り、山と海に囲まれた絶景、そしてどこか懐かしいグルメの数々。台北から日帰りで訪れることもできるアクセスの良さも魅力です。

夕暮れ時の九份は、まさに「千と千尋の神隠し」の世界そのもの。旅行の思い出として、心に深く刻まれる体験がきっと待っています。

台湾を訪れるなら、九份は絶対に外せないスポット。ぜひ心ゆくまで、異国情緒と感動に包まれる時間をお過ごしください。

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