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海外旅行でスリに遭わないための対策10選|持ち物・行動・現地での注意点を徹底解説

2025年10月18日

1.海外旅行でスリに遭わないために

海外旅行は非日常を味わえる素晴らしい体験ですが、スリや盗難といったトラブルも付きものです。特に観光客は狙われやすく、油断するとあっという間に財布やスマホを失ってしまうケースも少なくありません。せっかくの旅を台無しにしないためには、事前に防犯意識を高めておくことが大切です。

この記事では、海外旅行でスリに遭わないための対策を「持ち物」「行動」「現地での注意点」の3つの視点から徹底解説します。実際に役立つ防犯グッズや具体的な行動パターンも紹介するので、これから海外へ行く予定がある方はぜひ参考にしてください。準備を整えておけば、安心して観光やグルメを楽しめ、思い出に残る旅となるでしょう。

2.海外旅行でスリに遭わないための基本対策

2-1.パスポートや貴重品の管理方法

パスポートやクレジットカードは、命の次に大事と言っても過言ではありません。スリに遭った場合でも被害を最小限に抑えるため、持ち歩く現金は必要最低限にし、残りはホテルのセーフティボックスに保管しましょう。また、パスポートはコピーをとって別に持ち歩くと安心です。原本はセキュリティポーチに入れ、常に肌身離さず管理してください。

2-2.バッグ・財布の持ち方の工夫

リュックは後ろに背負うとスリに狙われやすいので、前に抱えるように持つのが基本です。ショルダーバッグは斜め掛けし、ファスナー部分は必ず閉じるようにしましょう。財布はズボンの後ろポケットに入れるのは厳禁です。スリは一瞬の隙を突いて抜き取るので、チャック付きの内ポケットや胸ポーチを活用すると安心です。

2-3.人混みや観光地での立ち回り方

観光名所や市場、地下鉄など、人が多く集まる場所はスリの格好のターゲットゾーンです。人混みでは背後や周囲に意識を配り、わざとぶつかってくる人や、不自然に近づいてくる人には警戒しましょう。また、写真撮影やスマホ操作に夢中になっていると注意力が散漫になるため、必ず周囲を確認しながら行動してください。

3.スリに狙われにくい持ち物・便利アイテム

3-1.セキュリティポーチやマネーベルトの活用

スリ対策として最も効果的なのが、衣服の下に装着できるセキュリティポーチやマネーベルトです。現金やパスポート、クレジットカードなどの重要アイテムを体に密着させて持ち運べば、スリに狙われにくくなります。外から見えない位置に収納するのがポイントです。

3-2.ダミー財布や小分け収納の工夫

現地通貨は小分けにして持ち歩き、全額をひとつの財布に入れないようにしましょう。さらに、万が一スリに遭った場合に備えて「ダミー財布」を持っておくのも有効です。小額のお金と期限切れのカードを入れておけば、取られても大きな被害を防げます。

3-3.最新の防犯グッズ(スキミング防止カードなど)

近年は「スキミング被害」にも注意が必要です。スキミング防止カードやRFIDブロック機能付きの財布を活用することで、不正にデータを読み取られるリスクを減らせます。また、バッグに取り付けられる小型ワイヤーロックや、切れにくい防犯ストラップも便利です。こうしたアイテムを組み合わせることで、より安心して旅行を楽しむことができます。

4.現地での注意点と行動パターン

4-1.電車・バス・市場などスリ多発スポットでの注意

公共交通機関や市場は、観光客を狙ったスリが多発するエリアです。特に地下鉄やバスは混雑時にバッグが狙われやすく、背後からジッパーを開けられるケースもあります。荷物は常に前に抱え、貴重品は外ポケットに入れないようにしましょう。市場や露店では、値切り交渉に夢中になっている隙に盗られることもあるため要注意です。

4-2.声をかけられた時・写真を頼まれた時の対応

観光地で「写真を撮ってあげる」と声をかけてくる人の中には、スマホやカメラを持ち去るケースもあります。また、募金や署名を装って近づき、注意を引きつけている間に仲間が盗む手口もあります。知らない人に声をかけられたら、必要以上に会話せず距離を保ちましょう。写真は可能であればセルフタイマーや三脚を使うと安心です。

4-3.夜の繁華街や観光客狙いの手口を知る

夜の繁華街はお酒や観光ムードで気が緩みやすく、スリや詐欺の温床となっています。バーやクラブでバッグを椅子に掛けたままにするのはNG。テーブルに置いたスマホも狙われやすいです。また、子どもがグループで囲んできて注意を引く「子どもスリ」や、突然のハグやスキンシップを装った「抱きつきスリ」も有名な手口です。あらかじめ手口を知っておくだけでも、防犯意識が高まり被害を回避しやすくなります。

5.私の体験談

私自身もこれまでの海外旅行で、スリの危険を間近に感じた経験があります。ヨーロッパの大都市で地下鉄に乗ったとき、混雑した車内で突然肩をトントンと叩かれました。振り返ると地図を見せて話しかけてくる人がいましたが、その瞬間、別の人物が背後からバッグに手を伸ばしていたのです。幸いにも違和感にすぐ気づき、大事には至りませんでしたが、もし注意を怠っていたら財布を失っていたかもしれません。

また、アジアの市場でも似たような場面に遭遇しました。値段交渉をしている最中に、隣で子どもが体を押してきたり、服を引っ張ってきたりしたのです。後から振り返れば、これも典型的な「注意そらし」の手口でした。防犯ポーチに貴重品を入れていたため無事でしたが、「自分だけは大丈夫」という油断は禁物だと痛感しました。

この体験から学んだのは、「常に周囲に気を配ること」と「万一盗られても被害を最小限に抑える準備をしておくこと」の大切さです。旅行は楽しむためのものですが、防犯意識を持つだけで安心感がまったく違います。

6.Q&A

Q1. スリに遭いやすい国や地域はありますか?
A. ヨーロッパの観光都市(パリ・バルセロナ・ローマなど)や、アジアの市場・ナイトマーケットはスリが多いエリアとして有名です。ただし「どこが危険」というよりも、観光客が多い場所は常にターゲットになりやすいと考えたほうがよいでしょう。

Q2. 現金とカードはどのように管理すればいいですか?
A. 現金は大金を一度に持ち歩かず、小分けにして管理しましょう。クレジットカードは1〜2枚に絞り、残りはホテルに保管するのがおすすめです。パスポートとカードを一緒に持ち歩かない工夫も大切です。

Q3. 万が一スリに遭ってしまったらどうすればいいですか?
A. まずは落ち着いて被害を確認し、近くの警察に被害届を出しましょう。パスポートを盗まれた場合は大使館・領事館に連絡し、カードを盗まれた場合はすぐに利用停止を依頼してください。旅行保険に加入していれば、補償が受けられるケースもあります。

Q4. 一人旅でも安心して旅行できますか?
A. 十分に防犯意識を持てば一人旅でも安心して楽しめます。特に女性の一人旅では、夜遅くに一人で出歩かない、タクシーは正規のものを利用するなど、安全面を優先した行動を心がけましょう。

7.まとめ

海外旅行は非日常を楽しめる素晴らしい体験ですが、スリや盗難といったトラブルは誰にでも起こり得ます。被害を完全に防ぐことは難しくても、「狙われにくい行動」と「万が一の備え」をしておくことで安心度は格段に高まります。

この記事で紹介したように、

  • 貴重品はセキュリティポーチで肌身離さず管理する

  • リュックやバッグの持ち方を工夫する

  • ダミー財布や防犯グッズでリスク分散する

  • スリの手口を知り、人混みや声かけに注意する

これらを実践するだけで、スリに遭う確率を大幅に下げることができます。

旅行の目的は「楽しい思い出を作ること」。防犯意識を高めながら、安心して世界中の文化やグルメ、景色を満喫してください。ちょっとした工夫と準備で、あなたの旅はより安全で快適なものになります。

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