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カンボジア旅行のベストシーズン
カンボジアといえば、アンコールワットや遺跡観光で知られる人気の東南アジアの旅先。ですが、実は「いつ行くか」で旅の快適さは大きく左右されます。カンボジアは日本とは異なる熱帯モンスーン気候。雨季・乾季・暑季があり、それぞれに適した服装や注意点があるんです。
この記事では、カンボジア旅行にベストな時期や、月別の気候、服装・持ち物のアドバイスまでをわかりやすく解説。さらに、実際に1月と5月に訪れた筆者のリアルな体験談もご紹介します。初めての方はもちろん、リピーターの方にも役立つ情報が満載!旅行前にぜひチェックして、カンボジア旅を快適に楽しんでくださいね。
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カンボジアの気候の基本情報
カンボジアは、年間を通じて気温が高く、季節は大きく分けて「乾季(11月〜4月)」と「雨季(5月〜10月)」の2つに分かれます。この2つの季節の違いを知っておくことが、快適な旅行計画の第一歩です。
2-1. 乾季(ベストシーズン)|11月〜2月がもっともおすすめ
乾季の中でも11月から2月は、気温が比較的穏やかで湿度も低く、観光にはベストなシーズン。日中の気温は25〜30℃前後と暑すぎず、朝夕は爽やかで快適です。この時期はアンコールワット観光にもぴったりで、遺跡巡りがしやすいのが魅力です。
2-2. 暑季(3月〜5月)|とにかく暑いが観光は可能
乾季の後半にあたる3月〜5月は「暑季」と呼ばれ、1年で最も暑い時期。気温は35℃を超える日もあり、直射日光が強いため、熱中症対策が必須です。観光は早朝と夕方中心にし、日中はホテルやカフェで休憩を取りましょう。オフシーズンのため、ツアーや宿泊費はやや安くなる傾向があります。
2-3. 雨季(6月〜10月)|緑が美しいがスコール対策を
雨季は毎日のように短時間の激しい雨(スコール)が降りますが、一日中降り続くことは少なく、観光は十分可能です。雨上がりのアンコール遺跡はしっとりとした風情があり、混雑も少ないのが利点。足元がぬかるみやすいため、防水性の靴やレインコートがあると安心です。
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カンボジア旅行の月別おすすめ&服装ガイド
カンボジア旅行では、気候に合った服装選びが快適な旅のカギとなります。月ごとの特徴を押さえて、季節に合ったスタイルで旅を楽しみましょう。
3-1. 乾季(11月〜2月)|過ごしやすく観光ベストシーズン
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気温:25〜30℃
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服装のポイント:日中は半袖や薄手の長袖、夜は少し冷えることもあるため羽織ものがあると安心。屋外での観光が中心になるので、帽子やサングラスもおすすめです。
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おすすめスタイル:通気性の良いリネンやコットン素材の服+日焼け防止のカーディガン
3-2. 暑季(3月〜5月)|日差しと暑さに要注意
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気温:30〜38℃
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服装のポイント:吸汗速乾素材のTシャツやタンクトップ、ショートパンツが快適。ただし寺院などの観光地では肌の露出が多すぎる服はNGなので、ストールや軽い羽織を持参すると便利です。
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おすすめスタイル:帽子・日傘+UVカット素材の長袖シャツ+サンダル or 通気性の良いスニーカー
3-3. 雨季(6月〜10月)|雨対策をしっかりと
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気温:27〜33℃
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服装のポイント:蒸し暑くなるため薄手の服装がベスト。スコールに備えて、携帯用の折りたたみ傘やレインコート、撥水加工のシューズがあると安心。
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おすすめスタイル:速乾性のあるTシャツ+防水バッグ+サンダル or 水に強いスニーカー
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私の体験談|雨のアンコールワットと乾季の絶景どちらも体験!
私が初めてカンボジアを訪れたのは雨季の終わり頃。アンコールワットの遺跡に向かう途中、突然のスコールに見舞われ、足元は泥だらけ。けれどその雨上がり、濡れた石畳が太陽の光を反射し、幻想的な雰囲気に包まれた遺跡を歩いた瞬間は、まさに“神秘体験”。これは雨季ならではの風景です。
一方で、2度目の訪問は乾季の1月。早朝に訪れたアンコールワットで、朝日が遺跡の塔の間から昇る瞬間を目撃。カメラを構える観光客のシルエットと、オレンジ色の空のグラデーションが本当に美しく、「人生で一度は見ておきたい景色」と心から感じました。
気候によってまったく異なる表情を見せてくれるカンボジア。どの季節に行くかで旅の印象も大きく変わります。個人的には、体力的にも快適に動ける乾季(12月〜2月)がおすすめです!
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Q&A|カンボジア旅行前によくある質問に答えます
Q1. カンボジア旅行にビザは必要?
A. 日本国籍の方は観光目的で30日以内の滞在ならアライバルビザ(到着時取得)かeビザ(事前申請)で入国可能です。eビザはオンライン申請が便利で、費用は約36米ドル(2025年時点)。
Q2. 治安は大丈夫?女性の一人旅は?
A. 比較的安全ですが、スリや置き引きは多発。特にシェムリアップのナイトマーケット周辺では注意が必要。夜遅くの外出や、スマホのながら歩きは避けましょう。女性の一人旅も可能ですが、服装は露出を控えめに。
Q3. 現地での通貨は?ドルも使える?
A. 現地通貨はリエルですが、観光地ではほとんどが米ドルで対応可能。1ドル以下のおつりにリエルが使われることもあるので、細かい紙幣の準備がおすすめです。
Q4. 英語は通じる?
A. ホテル、観光地、レストランでは基本的に英語が通じます。ただしローカル屋台や市場では、簡単なジェスチャーや翻訳アプリも活用しましょう。
Q5. 水道水は飲める?
A. 飲めません。必ずペットボトルの水を購入してください。歯磨き時もミネラルウォーターの使用が安心です。
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まとめ|カンボジア旅行は準備と情報がカギ!
カンボジアはアンコールワットのような壮大な世界遺産から、ローカルグルメ、マーケット散策、心温まる人々との出会いまで、旅の魅力がぎゅっと詰まった国です。
とはいえ、気候や治安、物価、服装など、事前の情報収集と準備が快適な旅のカギとなります。
ベストシーズンは乾季の11月〜2月、気候も穏やかで観光にぴったり。
水分補給・紫外線対策を万全にして、心も体も整えて旅を楽しみましょう。
「遺跡を巡り、心を整える旅」。
カンボジアは、ただの観光ではなく、あなた自身と深く向き合える特別な時間を与えてくれるはずです。