目次
1. リヤドの近未来と歴史が交差する街歩き
サウジアラビアの首都リヤド(Riyadh)は、「保守的な砂漠の国」のイメージを覆す、近未来的な発展とイスラム文化が共存する都市です。急速に進化する高層ビル群の中に、伝統的な市場や歴史遺産が静かに佇むこの都市は、訪れる人々に“過去と未来”の両方を感じさせてくれます。
この記事では、リヤド観光で絶対に訪れたい「厳選7スポット」と、旅の魅力を倍増させる「おすすめグルメ」情報を紹介します。初めてでも安心して楽しめる街歩きモデルコースとして、サウジ旅の第一歩にぴったりです。
2. リヤド観光のおすすめスポット7選
2-1. キングダムセンター(Kingdom Centre)
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高さ:302m
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特徴:空に開いた巨大な「穴」が印象的なランドマーク
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展望台からはリヤド市街を一望可能
POINT:
近未来の象徴。夜景が特に美しく、Instagram映え確実。モールや高級レストランも併設。

2-2. ナショナルミュージアム(National Museum of Saudi Arabia)
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内容:イスラムの歴史、アラビア半島の文明、宗教、芸術など
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所要時間:1〜2時間
POINT:
旅行者にもわかりやすい展示。エアコン完備で暑い日の観光にも◎
2-3. マスマク要塞(Masmak Fortress)
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築年:1865年(サウジ王国の建国の物語に登場)
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入場料:無料
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エリア:旧市街中心
POINT:
サウジ建国の舞台。歴史好きは必見のフォトジェニックな土壁建築。

2-4. ディライーヤ遺跡(Diriyah)
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世界遺産候補
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サウジ王室発祥の地、泥造りの古都
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観光整備中のため、情報更新をチェック!
POINT:
夜はライトアップが美しく、歩くだけでも感動。カフェや伝統芸能イベントもあり。

2-5. アル・ファイサリヤ・タワー(Al Faisaliyah Center)
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リヤドで最も古い超高層ビル
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展望台と「空中レストラン」が人気
POINT:
近代都市リヤドの原点。キングダムセンターとセットで巡るのがおすすめ。
2-6. スーク・アル・ザル(Souq Al Zal)
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香辛料、絨毯、金細工などの伝統市場
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値段交渉が旅の醍醐味!
POINT:
観光客も歓迎される市場。お土産探しにぴったり。
2-7. ワディ・ナーマル(Wadi Namar)
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人工湖と公園が整備された自然エリア
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地元民の憩いの場で、ピクニックや散歩に◎
POINT:
リヤドの乾いた風景に疲れたら、自然とリラックスできる場所へ。
3. リヤドで食べるべき絶品アラビア料理5選
3-1. カブサ(Kabsa)|サウジの国民的炊き込みご飯
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スパイス香る長粒米とラム肉の組み合わせ
3-2. ショルバ(Shorba)|優しいスープ
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断食明けなどにも飲まれる、体に優しい伝統スープ
3-3. サンブーサ(Sambusa)|中東版サモサ
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揚げたてが美味しい!具はチーズや野菜、肉など様々
3-4. アラビックコーヒー&デーツ
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コーヒーは薄めでスパイス入り。デーツ(ナツメヤシ)と一緒にどうぞ
3-5. ミントティーとバクラヴァ
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食後のデザートに。甘いお菓子と爽やかなミントティーの相性抜群
4. 体験談|旅する鍼灸師が見たリヤドの姿
「都市なのに静けさを感じる」
それがリヤドの第一印象でした。未来都市のビルの間を抜け、アザーン(礼拝の呼びかけ)が聞こえた瞬間、時間が止まったように感じました。
マスマク要塞の土壁に触れたとき、まるで歴史の記憶が手に伝わってくるような感覚に──。そして、スークの香辛料の香りは、旅人の直感を呼び起こしてくれる。
鍼灸師として、街そのものが“人の身体”のように感じられたリヤド。どこかに“気の流れ”があり、中心があり、整う場所がある──そんな街です。
5. Q&A|よくある質問
Q1. リヤド観光で英語は通じますか?
A. 若い人やホテルスタッフには通じやすいですが、スークではアラビア語が主。簡単な挨拶(シュクラン=ありがとう)を覚えると◎
Q2. 女性一人旅でも大丈夫?
A. 服装と行動に気をつければ問題なし。アバヤ着用+スカーフ持参で臨機応変に対応しましょう。
Q3. Uberやタクシーは使える?
A. Uberが非常に便利。価格も明瞭、安心感あり。
6. まとめ|交差点に立つ旅人の視点を
リヤドは、古き良きサウジアラビアと、改革の風が吹くサウジアラビアの交差点。
その交差点に立ったとき、旅人はただの観光客ではなくなります。
「この国はこれから、どこへ向かうのか」
「自分はこの旅で、何を感じて、何を持ち帰るのか」
そんな問いが、ふと心に浮かぶ──それがリヤドです。