1.プライオリティ・パスのサービス改悪
プライオリティ・パスは、空港ラウンジを自由に使える優秀な旅行特典として人気です。しかし2025年、セゾン発行のゴールドカードユーザー向けに大幅な変更が発表されました。年会費の変更や利用方式の見直し、会員証の完全デジタル化など、「改悪」とも言うべき内容に。この記事では、2025年最新の変更点を網羅的に解説し、セゾンゴールド・アメックスユーザーがどう行動すべきか、対策も含めて分かりやすくまとめます。
2. サービス改悪ポイントの全体像
2-1. 提供プランが「プレステージ」から「スタンダード」に変更
これまでセゾンゴールド・アメックスの付帯特典では、**プライオリティ・パスのプレステージ会員(年会費US$469相当)が無料で利用でき、世界中のラウンジが無料で何度でも使えました。しかし2025年からはスタンダード会員(年会費無料)**に切り替わり、利用のたびに料金が発生します。
2-2. 年会費は無料に → 利用料金が1回US$35に
新しい「スタンダード」会員は年会費無料ですが、ラウンジ利用ごとに**1回US$35(約5,000円前後)**の費用が発生。今まで無料で利用できていた人にとっては、実質的な「改悪」となります。
2-3. 会員証が紙カードからデジタルアプリに完全移行
2025年からはプライオリティ・パスのアプリを通じたデジタル会員証のみが利用可能になります。従来のプラスチックカードは使えなくなるため、旅行前にアプリを必ず設定しておく必要があります。
3. セゾンゴールド・アメックス利用者への影響解説
3-1. 今まで通りラウンジ無料利用は不可に
従来はプレステージ会員として無制限に無料利用できましたが、今後は1回ごとにUS$35が必要となります。年間数回しかラウンジを利用しない人には影響が少ないかもしれませんが、頻繁に出張や旅行をする方には大きな負担増です。
3-2. 年会費返金制度の詳細と条件
セゾン側では、改悪を受けて希望者への年会費返金対応を発表しています。ただし、申請が必要であり、対象期間や返金額には制限があるため、カード公式サイトや利用明細で必ず確認する必要があります。
3-3. 代替カードの検討目安
頻繁にラウンジを利用する方は、他のカードへの乗り換えを検討すべきです。たとえば、アメックス・プラチナカードや楽天プレミアムカードなどは、依然としてプライオリティ・パスの無料利用特典を保持しています。利用スタイルに応じて、年会費と付帯サービスを比較することが重要です。
4. 私の体験談
実際に私もセゾンゴールド・アメックスを使って海外旅行に出かけるたび、プライオリティ・パスのラウンジを利用していました。特に深夜便や乗り継ぎの多いフライトでは、静かな空間で食事やドリンクを楽しめるのは大きな安心材料でした。
しかし今回の改悪後、ホノルル空港でラウンジを利用しようとした際、「1回US$35必要」と案内され愕然。今まで当たり前のように無料で入っていた空間に、追加の出費が発生する現実を突きつけられました。
長時間のフライト後、ラウンジでリフレッシュできるのは確かに魅力的ですが、「毎回5,000円を払うかどうか?」と考えると正直コストに見合わないと感じることもあります。旅行回数が多い私にとっては、この改悪は「サービスの大幅ダウン」と強く実感しました。
5. Q&A
Q1. このサービス改悪はいつから始まったの?
👉 2025年1月以降の更新から、セゾンゴールド・アメックス付帯のプライオリティ・パスは「スタンダード会員」へ切り替わりました。既存会員も順次変更されており、更新時期によって適用タイミングが異なるため、マイページやアプリで必ず確認しましょう。
Q2. これまで通り無料でラウンジを利用できる方法はある?
👉 残念ながらセゾンゴールド・アメックスでは不可能になりました。ただし、楽天プレミアムカードやアメックス・プラチナなど、プレステージ会員を維持できるクレジットカードもあるため、利用頻度に応じて検討する価値があります。
Q3. 年会費の返金を受けられる条件は?
👉 セゾン側が案内する「年会費返金制度」は、2025年の改悪を理由とした申請が可能です。ただし、申請期限や返金対象月に制限があるため、必ず公式サイトで最新情報をチェックしてください。
Q4. プライオリティ・パスを使わない人には影響がある?
👉 旅行や出張でラウンジを利用しない人にとっては影響は小さいですが、「海外旅行時の安心感」を重視して入会していた方にとっては大きなマイナスです。
6. まとめ
2025年からのセゾンゴールド・アメックス付帯「プライオリティ・パス」改悪は、多くの利用者にとって大きな影響があります。
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これまで無料無制限で使えたプレステージ会員 → スタンダード会員に変更
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ラウンジ利用は1回あたりUS$35(約5,000円)課金制へ
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会員証はアプリ必須で、プラスチックカードは利用不可
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頻繁に利用する人は他カードへの乗り換え検討が現実的
特に、海外出張や旅行でラウンジを活用してきた方にとっては「使い勝手の悪化」を強く感じる改定です。一方、利用頻度が少ない方にとっては「年会費が返金されるなら納得できる範囲」とも言えます。
次に取るべき行動は、
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自分の渡航頻度とラウンジ利用回数を振り返る
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年会費返金の有無を確認し、必要なら申請
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代替カードや他のラウンジ利用サービスを比較検討
これらを踏まえて、自分に合った選択を早めに行動に移すことが大切です。